サンドブラスターという大型機械。 研磨用の白い砂を圧縮空気と一緒に噴出させ、ガラスの表面を彫る道具である。
サンドブラスターという大型機械。
研磨用の白い砂を圧縮空気と一緒に噴出させ、ガラスの表面を彫る道具である。
マスキングテープを剥がしては砂を吹き付ける作業を繰り返す。
音がしない。
砂が描く風景は前方が見えないほど白く、ひたすらに透明と不透明を分けていき、尚も深々と彫ってゆくと、凹みと光の溜まりのそれは静かの海。
と思い出す頃には、あちら側に銀色の景色が霞んで見えだす。
銀とガラスはそもそも馴染みが良い。
景色を作るのは炎の中で、冷ましてそっと宇宙に連れていく。
銀と砂の風景をガラスの上に乗せて、見たこともない景色が想像されることを、瞬きながら宙から願う。
銀と砂の風景各 ¥8,250(税込)
銀と砂の風景 各 ¥8,250(税込)
技法宙吹きガラス、銀箔(ガラスに接している面が金色になっているのは、還元し金色に変化しているためです)、サンドブラスト、磨き加工。
ご使用上の注意銀箔は時間の経過で色が変化しますが、気になるようでしたら、銀磨きのクロスやクリーム、または重曹をほんの少し湿らせて指で撫でていただくと、綺麗になります。あまり擦ると銀が減っていってしまうので、使わない時はラップを巻いておくと、酸化を防ぐことができます。使用したあとは、普通の食器と同様にスポンジと液体洗剤で洗って乾かしてください。食器洗浄機は使用しないでください。