何かの動物の手、それがケダモノ。ケダモノが玉に乗ってるのが、ケモノ玉。
玉は、いろんな作家さんに作ってもらっています。小さいコラボがやってみたかったんです。
それぞれがその方らしい玉をくださると、どんなケダモノを乗っけちゃおうか、ワクワクする。
雪の赤ちゃん霰の粒は、キラリと光る明るさも持ち合わせている。一粒ずつが赤ちゃんだったら綺麗だな。
今にも雹でも降りそうな空
ガラスの塊からダイヤモンドカット。それはキラキラとは違う鈍い冬の空を思わせる。
遥か遠くをみつめる
日曜日眩しい眠たい
冬眠から覚めた黒い奴が彷徨う
ひとひらずつやわらかくほどける
千里眼先を見通し、災害から主人を守る役目を持つ千里眼。この玉を見て、千里眼の目を思いつきました。
順風耳いながらに世界のあらゆる出来事を聴き知ることができる、千里眼と対の守護神。耳の中にこんなのが棲んでいるのではないだろうか。
灯台守中に真鍮線。地球や宇宙や航路のようなものを感じ取りました。灯台守になってしまったケダモノ。
岬のはじに 三軒の家真鍮線をガラスの外側に巻いて。Googleマップに載っていない地の果てに、連れて行ってくれそうな気がしました。
山笑ふ
おいでよ。いっしょに 連れて行ってあげる。
全部あげるよ
玉乗り熊の子転げて 八つ当たり
子供たちの笑い声が大好きなピエロ
水たまりを覗くケダモノ
ちょうちょちょうちょなのはにとまれ
またね。きっとね。さようなら。
何か違う。分かっている。
ひなげしの丘
カメ弾亀で手榴弾。
寒くなると 想い出す人がいます。心のともし火を見出しました。ケダモノも微妙な透け感求めてみました。マフラー付き。